2011年03月25日

農作物を監視する「フェノモービル」

オーストラリアの科学技術研究機構(CSIRO)の増収技術研究グループが開発した新型車両には、最先端の画像分析装置が搭載されている。この新型車両はCSIROのなかにある植物フェノミクス・センター(HRPPC)とタトゥラ・エンジニアリング社が、ゴルフ場のカートをベースに共同開発したものだ。
 この新型車両「フェノモービル」は、作物が生育している畑をゆっくりと横断しながら、作物の高解像度画像を撮影する。そして撮影した画像を分析する機能も備えており、各種のストレスを受けた植物の内部で起こる遺伝子レベルの変化を解析できる。
 画像の撮影のために、車体は約1mの高さにリフトアップされており、農作物の生育状態を調査する研究者に貴重なデータを提供する。HRPPCの広報担当によれば「これによって、塩害、旱魃、高温などによるストレスを受けた農作物の反応を計測できる」とのこと。
 このなかで例えば塩害は、オーストラリアの小麦生産に多大な影響を及ぼす環境問題だ。実際、塩害のために小麦栽培を継続できなくなる農業経営者は多い。

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研究者たちはフェノモービルを使って、塩害、旱魃、高温のストレスを受けた農作物の反応を計測している。

投稿者 eooo01 : 13:39

2011年01月17日

AGCO社、20年の節目を祝う

過去20年間に23以上の企業との合併買収を繰り返し、今では多国籍企業となったAGCO社が、世界各地の営業拠点で20年の節目を祝った。
 オーストラリアとニュージーランド向けのショールームとなっているブリスベーン・コンベンション・エクスヒビション・センターでも、同社の顧客である農業経営者やコントラクターなど約300人が一堂に集まって、この祝賀会を楽しんだ。
 今日、AGCO社の傘下にはマッセイ・ファーガソン社、チャンレジャー社、フェント社、ヘストン社、ヴァルトラ社など、有名ブランド企業の名前がずらりと並ぶ。顧客はAGCO社のショールームに行けば、必ず欲しかった機械が見つかる。そんな状態を目指して、マルチブランド化を進めた結果だ。90年代の初めには2億ドルだった売上高は、昨年度には80億ドルに到達した。
 ヨーロッパでの景気減速が心配されているが、AGCO社の世界戦略ではヨーロッパの収入減も、オーストラリアでの業績伸長で相殺する見込みだ。

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多国籍企業AGCO社の20周年を祝う会場。同社のオーストラリア支部長ワーウィック・マコーミック氏と情報交換する、B&B農機社のマシュー・クロンク氏(左)

投稿者 eooo01 : 15:24

自動操舵システムの活用術

精密農業の専門誌『プレシジョン・アグリカルチャー』のティム・ニール氏によると、燃料と肥料、散布する薬剤のコストが高騰している影響で、自動操舵システムに興味を持つ農業経営者が増えている。
 現在、オーストラリア国内では約5000台の高精度(RTK)ガイダンスシステムが稼動していると推測される。システム導入の動機はコスト削減だけではなく、踏圧を最小限にすることにもあるようだ。
 同氏によれば精密農業を導入する農家は、ガイダンスシステムを使って、自分の農地の地形図をつくることに新たな価値を見出している。
 「自動操舵で動いている時、システムは高精度の地形データを収集しています。専用ソフトを使えば、そのまま地形図が作れるだけでなく、排水性の分析をすることもできます。例えば圃場の排水性に問題がある場合、最適な排水路はどこに作るべきかもわかります」と話している。同誌はトリンブル社、オートファーム社、トプコン社、ジョンディア社、ライカ社、ビーライン社など、おもな精密農業システムの関連企業とタイアップして情報を蓄積している。


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精密農業の専門誌「プレジョン・アグリカルチャー」のティム・ニール氏によると、ガイダンスシステムで圃場の地形図が作れるし、専用ソフトを使ってレベラーの施工マップも作れるという。


投稿者 eooo01 : 14:22

2010年11月04日

綿花の摘み取りは1人でOK

オーストラリアのクイーンズランド州で綿花を栽培しているアダム・マクヴェイ氏は今シーズンを振り返り、初めて投入したジョンディア社の綿花収穫機7760型の性能に満足している。同氏の綿花収穫機は、コリンダ・コットン社が所有する760haの綿花畑で、1ha当たり13.5個のベールを収穫する優秀な実績を残した。
 「これだけの面積を刈るには、ふつう収穫機が2台必要だ。でも綿花の場合は労働力もかかるので、それを1台にせざるを得なかった」と同氏は説明する。それで今年からは省力化を目ざしてジョンディア社の7760型を導入した。その結果、旧式のモジュールビルダー4台、ボールバギー3台、収穫機2台、防水シートを掛ける作業スタッフ数人などが必要なくなった。手が空いたスタッフは、マルチング、施肥、防除など他の仕事ができるようになって、大幅に労働コストやトラクタの数を減らすことができた。
 「やろうと思えば私1人で綿花の摘み取り作業ができるのだから、なんとも嬉しい話ですよ」と語るマクヴェイ氏。だが、彼がこの機械を使いはじめた今年の収穫期の初めには、オペレーション作りに苦労したことも伝えておくべきだろう。最初の挑戦者は誰でも苦労するものだ。同氏は、このシステムはベールの梱包コストが高いという問題が残っていることを認め、もっと競争力を高めてコストを下げたいと語っている。

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祖父のケビン氏と収穫した綿花を点検しているアダム・マクヴェイ氏。背後にあるのがジョンディア社7760型。

投稿者 eooo01 : 14:57

2010年10月14日

オークションにはご用心

メクトロニック・ヘビー・エクイプメント社のCEOデビッド・アームストロング氏によると、オーストラリアの中古農機オークションに最近、粗悪品が出回っている。格安で買って金と時間をかけて修理するつもりならいいが、故障に気付かずに仕入れてしまうと、後になってやっかいで面倒なことになってしまう。同氏は中古農機オークションで遭遇した実例を詳しく語ってくれた。
「問題のトラックは稼働時間が8000時間を越えていたが、外見はきれいで維持管理のサービスもきちんと受けていた。動かしてみるとギアは滑らかに入るし、2速で回転数を1500rpmに上げてもブレーキはしっかり利いた。油圧系の操作性も仕様書通りだった」
 試乗すると3速に入れた時に少し回転数が上がり、ミッションオイルの温度がグリーンの範囲を超えたので、オイルのサンプルを採取してみた。点検整備が済んだばかりだから当然だが、肉眼では澄んで見えた。
 しかし念には念を入れて、息子の理科学習セットから内緒で持ち出した小型顕微鏡で調べてみることにした。プレパラートにオイルを1滴垂らし、倍率を上げると案の定、小さな金属粒子がいくつもあった。
 原因はトランスミッションの故障だろう。もしも顧客に販売していたら最終的に約8万ドル(約640万円)近い修理費を負担させてしまうところだった。最後に同氏からの一言「私のアドバイスはただ一つ、努力を惜しむなということ。前の所有者本人に直接会って、維持管理を適切に行なっていたか聞き、その機械を手放すことになった経緯をしっかり聞く。さらに言えば、安く入札した出物には必ず欠陥があると思って、徹底的に機械の細部まで調べ尽くすべき」とのこと。


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オークションには掘出物もあるが欠陥品も多い、細心の注意が必要だ。


投稿者 eooo01 : 14:30

2010年09月06日

純白のリンデル社製ゲオトラック63型を購入したのは、アクトカールスペレン村のコミュニティ。

1926年、あるイタリア人の一家がオーストラリアに移住したと、最近出版された本に書かれている。その一家は、後に農機販売のシルヴァン・オーストラリア社とセレクタ社を創業する。オーストラリア農業の機械化の歴史に興味のある人なら、マイケル・トリカリコ氏の著書『目的のない旅路』は一読の価値があるだろう。
著者の父ジュセッペ氏は、移住したオーストラリアで、より良い生活を手に入れようと努力して、最終的にシルヴァン社に入社する。オーストラリアの農場におけるスプレーヤーの重要性を、いち早く見抜いていた彼は60年代にスプレーヤーとポンプの販売を開始した。それが現在200人以上を雇用する会社の始まりだ。

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マイケル・トリカリコ氏(右)がヴィクトリア州のジョー・ヘルパーの農相と自著について語る

投稿者 eooo01 : 12:15

2008年02月13日

綿花の梱包にニューモデル

 オーストラリアでの非公開テストを終えて、ニューサウスウェールズ州のモリー市にあるシーリ家の綿花畑で収穫作業をしたのは、ジョン・ディア社の車載型「円筒形」梱包ユニットを搭載した7760型自走式綿花ラッパだ。メーカーのケイスIH社は従来の「直方体」梱包ユニットをやめて、後継機種にこの「円筒形」梱包ユニットを導入した。

 「7760型は、綿花を収穫しながら円筒形に梱包します。梱包された綿花は繊維と種子を保護するフィルムで包まれているので、搬送中のロスを最小限に抑えます」と米国ジャミー・フラッド社の製造部長は説明する。さらに「作業員は刈り取り作業を中断せずに梱包を畑の端に運べますから、すぐに綿繰り機へ送れます」と付け加える。確かに輸送用のトラックに移しかえる手間を省いて梱包できるので、この収穫システムはずっと効率的だ。同氏によれば「収穫作業の工程で、時間と燃料、そして労働力を節約できます」とのこと。

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ジョン・ディア社によれば、7760型綿花ラッパはノンストップで作業可能、時間と燃料と労働力を節約できる。

投稿者 Eooo!事務局 : 11:51

2007年08月15日

酸素アセチレン混合の溶接・切断トーチランプ

 オーストラリアの「酸素アセチレン混合の溶接・切断トーチランプ」の通信販売が開始された。インターネットを介して、英国と欧州大陸向けに行なわれているものだ。同機はガスの混合技術を利用しており、保守作業に理想的な機具とされている。サイトでは製品紹介のビデオも見られる。

 ウェルディング・ダウンアンダー社のバリー・マゴー氏は、オーストラリアで12年間このトーチランプを販売してきた。同氏によると、この商品(DHC2000)は、酸素とアセチレンの混合比を精密に調整し、ごく狭い範囲に加熱部位を集中できる。そのため、アルミニウム、ステンレス、鋳鉄、鋳造アルミニウム、薄型パネルスチールなど通常では溶接困難な材料でも、ほぼゆがみなしに溶接できるという。ミグ溶接やティグ溶接と異なり、溶接部位は曲げられ、ハンマーで叩いたりドリルで穴を開けたりすることもできる。最大で厚さ25mmのスチールの切断が可能だ。溶接時は防護服を着なくても作業が行なえる。小型ガスボンベがあれば好きなところへ持ち運んで使える。

 機材の価格は、基本セットの約239ポンド(約55,000円)から。詳しい情報は、こちらから入手できる。

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オーストラリアのトーチランプ(DHC2000)は、農場での利用に最適だという。

投稿者 Eooo!事務局 : 13:48

2007年06月06日

あえてコンパクトな刈取幅のハーベスタを追求する

 今月のオーストラリアからのリポートは、この国だけで製造されている刈取機の現場を紹介する。

 クイーンズランド州サウス・バーネット市で、ヴァーン・クラーク氏が営むキンガロイ・エンジニアリング・カンパニーは、50年以上に渡ってプロットハーベスタを製造してきた。あえてコンパクトな刈取幅のハーベスタを追求することによって、市場のすき間で確固とした地位を築いてきた。創業から半世紀が経った現在では、ヴァーン氏の有能な息子バリーとロスの2人に会社経営が委ねられ、彼らが経営するキンガロイ・エンジニアリング・ワークス社は、高品質のプロットハーベスタのメーカーとして世界に知られている。

 機体の刈取幅の平均は約2m。特色のひとつになっているのが、チェーンまたはベルトによって、脱穀装置へ穀物を送る搬送システムだ。また、選別には従来どおり標準型のドラムとカンケイブ(選別用部品)を用いるが、収穫物の種類に応じて異なった構造のカンケイブも使用できる。

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自慢の最新モデルであるプロットハーベスタの前に立つ、クラーク一家のロス、ヴェーン、バリー。

投稿者 Eooo!事務局 : 10:28

2007年01月01日

大学によるトラクタ無人運転の研究

 現在、世界の大手トラクタメーカーのほとんどが、自律走行型農業車両と呼ばれる機体の開発に取り組んでいる。ニュー・サウス・ウェールズ大学の機械製造工学部のジェイ・カトゥピティヤ博士も、自らが率いる教官と学生からなるチームでこの研究を行なっている。その進展具合を知るのも興味深い。
 同博士は「自律走行システムは、ドライバーの関与なしにシステム自身が対応して、与えられた任務を遂行する能力を備えている」と説明する。また、研究の目標到達まで約半分まで来たとし、自分たちのチームは既に過去2年間でジョンディア社製4210型農業トラクタへの機器取り付けに成功したと話す。
チームは現在、システム起動と終了、ステアリング、けん引、作業機操縦を遠隔操作で行なう研究を続けており、大学で実施した走行試験では、最高時速30㎞の速さで運転することに成功したという。
「トラクタには、新型の車両搭載用電子装置、コンピュータ、RTK方式のGPSシステム1組、慣性ナビゲーションシステム、横揺れと縦揺れのセンサーなどの各種機器類が設置されている」と同博士。距離計測器やステレオカメラといったほかのセンサーを利用した、トラクタに障害物を回避させる機能も間もなく加わる予定だ。

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ニュー・サウス・ウェールズ大学によるトラクタの無人運転プロジェクトは、完成までさらに2年間かかる予定。

投稿者 Eooo!事務局 : 11:53

2006年06月12日

4輪バギーの事故対策

Farm safety drive on ATVs From Australia

オーストラリアでは、4輪バギーによる死亡事故や怪我の報道がなされた結果、
農場でのこの嘆かわしい現状についての議論が巻き起こった。
農場では、推計20万台もの4輪バギーが使用されており、
現状を重く見た関係者は、問題解決へ向けて活発に動き出した。
ある農業関係者によると、農場で利用されている4輪バギーのうち
5万台が整備不良と考えられるという。

こうした事情が背景となって、「オーストラリア農業の健康と安全センター」の
理事リン・フラガー博士は、地方産業調査開発公社の出資を受け、
「農場での4輪バギーの安全利用向上に向けた国家戦略」というレポートを作成した。
このレポートによれば、毎年4輪バギーで約10人が死亡しており、
年間4件の死亡事故があった1980年代初頭と比べ増加していると報告する。
レポートでは一貫して、運転者の技能向上訓練の必要性を訴えている。

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※リン・フラガー博士は、オーストラリアでの4輪バギー事故を改善させるため
「なすべき課題が多くある」と語る。

投稿者 Eooo!事務局 : 15:29

2006年05月17日

好調なトラクタ販売

Gearing up down under From Australia

2003年のオーストラリアでは、前年よりも500台以上トラクタの販売が伸び、
その販売額は前年比5.83%増、総額8億ドル(約730億円)近くににまで及んだ。
オーストラリアトラクタ農業機械協会(TMA)によれば、
2003年のトラクタ販売台数は、8400台販売され2002年よりも6.66%増としている。
これでトラクタ販売数は4年連続で増加していることになる。
TMA常任理事のヴィン・デラハンティ氏は「2003年の好調な販売数は、
この年の最終四半期に前年比43%増という顕著な伸びがあったことで達成された」と語る。
しかも同氏によれば、市場へ新たに登場したばかりの
新型トラクタのいくつかのモデルについては販売数が報告されていないとのこと。
検証不可能な数字だが、業界ではその数を約600台と推定しており、
実質的な販売台数はさらに多いことになる。

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※現在オーストラリアではトラクタ販売が好調に推移している。

投稿者 Eooo!事務局 : 15:25

2006年05月02日

安全第一、新型荷降ろしシステム

Tufer Tipper doubles the benefit From Australia

クィーンズランド州で、独創的な積荷の荷降ろしシステム「タファーティッパー」が開発された。
これで、シングルトレーラが12m以上にもなる穀物輸送用容器型コンテナを
地面から8m以上持ち上げる際の転倒事故を防止することができ、
こうした危険も過去のものにできる。
このシステムは、トレーラ上の2つのコンテナの各端を持ち上げ、
コンテナ間の中央シュートを使って積荷の穀物を排出させる。
機械がコンテナをある程度まで傾けると、
コンテナの端にある口から穀物がホッパに流れ出す仕組み。
ホッパからはオーガかエレベータで貯蔵庫へ穀物を運ぶ。
荷降ろしが完了した後、ドライバーがすることは、
荷降ろしシュートを畳んで格納し、それぞれのコンテナの排出口を閉めるだけ。
これでトレーラは次の積荷を取りに出発できる。
この「タファーティッパー」は、故人となったジェフ・モーウッド氏が開発した。
氏の会社、ヘミマニュファクチュアリング社は現在、未亡人のエヴェリンさんが経営している。

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※写真右が開発者エヴェリン・モーウッド氏

投稿者 Eooo!事務局 : 19:09

2006年04月17日

スーパー剪定機が果樹園で大活躍

Super pruner shapes up From Australia

この機械は一見、インディ・ジョーンズ風の映画で
地下室に侵入する敵の集団を丸ごとやっつける恐ろしい武器に見えるかもしれない。
だが意外なことに、平和で静かなモモの果樹園で重宝される剪定機だ。

このアフロン社製の新型4枚刃油圧剪定機は、空圧式剪定バサミなら
何千回も作業が必要なところを一気に剪定してしまい、
来シーズンの収穫がやりやすくなるようにネクタリンやモモの木を、
逆クリスマスツリー型に樹形を整える。
ジョー・ウィンクラー氏はクィーンランド州のアトキンソンダム近くにあるクーミンヤで、
ネクタリンとモモの木が8000本ある果樹園を家族で経営している。
彼は2週間前にこの新型剪定機を、ミルドゥ市にあるアフロン社から
およそ15,000ドル(約168万円※)で購入したばかり。
この機械はトラクタのフォークリフトに装着して、樹列に沿って枝を整然と刈り取っていき、
木の高さを揃えることもできる。

ウィンクラー氏の話によると、同じ列内の樹間の枝は依然として空圧式剪定ばさみで
刈る必要があるが、手間がかかって誰もやりたがらない側面部分の剪定作業を
完全に自動化できたとのこと。

剪定は毎年必須の作業。これをやらないと収穫時、
収穫請負業者(多くはバックパッカー集団からなる)が枝にひっかけて、
大切な収穫物を傷つけてしまう。
ウィンクラー氏は今ではネクタリンとモモを専門にしているが、
10年前まで肥沃な灌漑農地40haでトマトや様々な品種の野菜を栽培していた。

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※アフロン社製の新型剪定機を使用する果樹農家ジョー・ウィンクラー氏。

投稿者 Eooo!事務局 : 17:37

2006年04月13日

集団プラウニングの世界記録達成

Ploughing into the record books From Australia

1901台のトラクタを1カ所の牧草地に集めることができたら……。
オーストラリアのトラクタ狂たちは、この世界記録に挑み、見事それを達成した。
彼らは苦労してトラクタや作業機を集め、
アイルランドで以前に作られた1833台の世界記録を破ったのだ。
オーストラリアでのこの壮大なプラウニング・ショーは、
ニューサウスウェールズ州のクータムンドラで行われた。
取りまとめ役のブライアン・セインズベリー氏は
この成果を見て「天にも昇る思いがした」と話す。
参加車両の中には、南アフリカから遠征した3台のトラクタも含まれていた。

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※オーストラリアの牧草地に結集した1900台以上のトラクタが一斉に作業を始めた。

投稿者 Eooo!事務局 : 18:46

2005年09月07日

新開発のホホバハーベスタ

On the right track From Australia

ニューサウスウェスト州の
農家ダニエル・バスター氏とエンジニアのピーター・ケリー氏は
ホホバの実を掃き集めるハーベスタを開発し、収穫に利用している。

この革新的なハーベスタは
バスター氏の農場にある面積80haの圃場で実を条間から集める。
シーズンで3回ある収穫期の第1回目で本機が使用された。
ha当たり180〜200kgだった収量にがっかりしたバスター氏だが、
ハーベスタの性能には不満はなかった。

ハーベスタは時速5.0〜5.5kmで移動し
1日で約8ha分を収穫する。
80haのホホバを年に2〜3回収穫するということは
このハーベスタは最大240haもの広さをカバーすることになる。
つまり、単純計算で収穫に30日かかることになり
仕事を急がねばならない。
ホホバオイルは現在kg当たり約16ドル(約1,334円=豪ドル)
で販売されている。

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ダニエル・バスター氏は1シーズンに3回、ハーベスタでホホバの実を掃き集める。
作業効率は1日当たり8ha

投稿者 Eooo!事務局 : 16:17

2005年08月31日

ハーベスタ連隊、大行進

Harvester army marches on From Australia

ケースインター社の赤い機体とジョンディア社の緑色の機体、
双方を含んだ21台のコンバインの車列が、
クィーンズランド州の道路を一斉に進んだ。
これから南に向かい収穫を行うためだ。

この車列全体で車体価格は700万ドル(約7億3,000万円)にもおよぶ。
全てヴィクトリア州のコントラクター、サウザン・アグリック・サービス社の所有車だ。


 同社社長のスチュアート・ガウレット氏は、
1977年にたった1台の車両でこのビジネスを始めた。
それが今や自ら軽飛行機に乗り「司令センター」との連携で
コンバインの車列を指揮するまでになった。
現在、同社のスタッフは、農場監督、貯蔵所管理者、
コンバイン運転手などから成る32名。
ガウレット氏を乗せた飛行機は、ハーベスタの車列から常に1時間以内を飛ぶ。


同氏は今、ケース社の新型コンバイン「AFX8010」3台の作動状況を注意深く観察している。
この他には、ジョンディアの「STS」が5台と、ケースインターの「IH2388」が13台ある。
全車両合わせると1シーズンに64,000〜68,000haの面積を収穫する。

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準備完了。収穫に向け出発を待つハーベスタ21台の堂々たる車列。

投稿者 Eooo!事務局 : 18:03