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2007年01月17日
果樹園の収益向上策
Profit rise in the orchard
労働賃金はほぼすべての農場にとって大きなコストとなっており、しかも確実に上昇し続けている。たとえばペンシルベニア州の果樹農家では、労働賃金が投入コスト全体の60%以上を占めると計算されている。果物の高品質と高収量を維持しつつ、労働賃金を削減できるという、ペンシルベニア州立大学の研究結果を、果樹農家が歓迎したのも当然だ。
同大学の研究者は、ノーススター・アタッチメンツ社製の果樹園用作業台車の改造と、試作機の果樹園でのテスト、そして管理に適した果樹の樹形という、3つの方面について研究を行なっている。実地テストでは、作業台車の機能性や効率性が詳しく調べられている。現在はそのけん引にトラクタが利用されているが、エンジンを取り付けて自走式車両に改造することにより、コストダウンを図る予定だ。「我々の関心のひとつは、トラクタ運転手にかかるコストだ」と、研究チームの一員、タラ・バウアー博士は語る。
現在のところ作業台は2段状で、果樹のどの高さにも手が届きやすくなっており、上段中央には、作業者の転落防止用の綱を結ぶバーも設置されている。上段よりも下段の作業台の幅が広いため、上段を安定して支え、作業者が「V」字型に剪定管理された果樹の高所まで容易に手を伸ばせるのが特徴だ。
しかし、最も重要で、多くの果樹栽培農家に注目される点は、作業時間の短縮を示した研究結果だ。この作業台車を利用すると、ハシゴを使う場合に比べて全般的な作業効率が30%も向上したという。

ペンシルベニア州立大学の研究者、タラ・バウアー博士が現場でデータを収集している。作業台に登った作業者が、矮性リンゴ樹木の主枝の若芽を摘み取り、支柱に縛り付ける。
投稿者 Eooo!事務局 : 15:45
2007年01月01日
大学によるトラクタ無人運転の研究
現在、世界の大手トラクタメーカーのほとんどが、自律走行型農業車両と呼ばれる機体の開発に取り組んでいる。ニュー・サウス・ウェールズ大学の機械製造工学部のジェイ・カトゥピティヤ博士も、自らが率いる教官と学生からなるチームでこの研究を行なっている。その進展具合を知るのも興味深い。
同博士は「自律走行システムは、ドライバーの関与なしにシステム自身が対応して、与えられた任務を遂行する能力を備えている」と説明する。また、研究の目標到達まで約半分まで来たとし、自分たちのチームは既に過去2年間でジョンディア社製4210型農業トラクタへの機器取り付けに成功したと話す。
チームは現在、システム起動と終了、ステアリング、けん引、作業機操縦を遠隔操作で行なう研究を続けており、大学で実施した走行試験では、最高時速30㎞の速さで運転することに成功したという。
「トラクタには、新型の車両搭載用電子装置、コンピュータ、RTK方式のGPSシステム1組、慣性ナビゲーションシステム、横揺れと縦揺れのセンサーなどの各種機器類が設置されている」と同博士。距離計測器やステレオカメラといったほかのセンサーを利用した、トラクタに障害物を回避させる機能も間もなく加わる予定だ。

ニュー・サウス・ウェールズ大学によるトラクタの無人運転プロジェクトは、完成までさらに2年間かかる予定。
投稿者 Eooo!事務局 : 11:53