2008年05月29日
品種判別DNAマーカーの開発をスピードアップするためのソフトウェアの開発と公開
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所は、
品種判別に利用できるDNAマーカーの有効性を評価するために必要な
計算処理を、自動的に実行できるソフトウエアMarkerToolkitを開発した。
DNAマーカーによる品種判別を行なう際、複数のDNAマーカーから
どのマーカーを使えば、効果的に品種の判別ができるかは、統計的な
方法を使って事前に評価するが、DNAマーカーの数や適用した品種数が
増えると、それに伴って計算量も増大し、複雑な統計計算が必要になる。
今回同研究所が開発したMarkerToolkitはPCで簡単にデータ入力や
計算処理ができる。実行される9種類の計算のうちの3つについては、
これまでに開発されたソフトにはない新たな計算機能。入力された文字列に
対する文字列処理であり、マーカーの種類、生物種は問わない。
果樹類だけでなく、他の2倍体の生物でも利用できる。
MarkerToolkitの無償ダウンロードはこちら
投稿者 Eooo!事務局 : 16:02
2008年05月26日
HEFL照明技術を活用した植物栽培システムを開発
長浜バイオインキュベーションセンター(滋賀県長浜市)に入居する
日本アドバンストアグリ株式会社は、大型液晶テレビに利用される
バックライトを改良したHEFL(ハイブリッド電極蛍光管)照明技術を活かして
植物育成照明装置を開発した。
これまで同社工場で仮量産ラインを設置し、試験的に植物を生産・販売
してきたが、このたびさらに改善を加え、最新型のHEFL照明(特殊は形状の
反射板付)を開発。同栽培装置で栄養価を高める栽培技術を確立し、
本格的に野菜栽培システムを製品化・販売することになった。
投稿者 Eooo!事務局 : 18:30
2008年02月13日
理研、「サイトカイニン」の合成酵素の立体構造解析に成功
(独)理化学研究所は、植物の収量調節や病気に関わる「サイトカイニン」の合成酵素の立体構造解析に成功し、この反応メカニズムを世界で初めて明らかにした。収量ホルモン合成酵素は穴の開いたドーナツ型で、穴の中心が活性中心となり収量ホルモン「サイトカイニン」を合成することがわかった。
サイトカイニンは、葉の老化抑制、光合成の活性化、頂芽優勢(ちょうがゆうせい)やイネの穀粒数の制御など、植物の成長や作物の収量にとって極めて重要な働きをする植物ホルモン。サイトカイニンの合成反応はSN2型の求核置換反応と判明し、 土壌病原菌のサイトカイニン合成酵素を植物型に改変することに成功した。光合成の活性化や穀粒数の増加、新規農薬など植物の生産性向上につながることが期待されるという。
投稿者 Eooo!事務局 : 12:43
2008年02月06日
気候変動に伴う土の凍結深さの減少により、融雪水が速やかに土の中へ浸透
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センターは、十勝平野において、気候変動に伴う土の凍結深さの減少により融雪水が速やかに土の中へ浸透 することを、カナダのカルガリー大学と共同で明らかにした。これまで、融雪水は土の中に浸透しにくく、農作業の開始時期の遅れや土壌侵食等を引き起こしていた。土の凍結深さが減少した実際の畑で融雪水の土の中への浸透量を明らかにしたのは世界的にみても例が無く、この成果により気候変動に伴う農地の水や肥料の移動の解明が進み、寒冷農地における土壌管理技術の開発に繋がることが期待されるという。
投稿者 Eooo!事務局 : 17:01
気象予測データを利用、東北農研が寒締めホウレンソウ生育予測情報サービスを開始
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センターでは、インターネットを用いて寒締めホウレンソウの生育予測情報を提供するシステムを開発。情報提供サービスを1月24日より開始した。
本システムは、昨年夏より運用を開始した「気象予測データを利用した農作物被害軽減情報サービス」を通じて情報を提供。1kmのメッシュに展開された東北地方の7日先までの気象(気温)予測データ、そのデータに基づいた寒締めホウレンソウの生体重予測が東北6県分のマップで表示される。また、予測日前5日間の平均地温から推定した糖度予測情報(東北全域の糖度マップ)も随時掲載される。
なお、本研究は、農林水産省の「先端技術を活用した農林水産研究高度化事業「寒締め野菜の高品質化シナリオの策定と生産支援システムの開発(2003年~2005年度)」により実施したもの。
情報提供Webサイトはこちら
詳細はこちら(プレスリリース)
東北農研ホームページ
投稿者 Eooo!事務局 : 16:53
2007年12月20日
サッポロビール、大麦由来の「麦芽乳酸菌」のアレルギー体質改善機能を実証
サッポロビール(株)は、信州大学農学部保井久子教授と共同で、これまでの乳酸菌よりも優れたアレルギー体質改善機能を有する、大麦由来の「麦芽乳酸菌」を発見した。
ビールの乳酸菌はベルギーの白濁したビール「ホワイトビール」などを始め、ヨーロッパの一部でビールづくりに使用されているが、世界的には、透明度の高いピルスナータイプが一般的。多くのビールメーカーでは、ビールを混濁させる乳酸菌を醸造工程中から排除する対象として研究を行なってきた。同社では醸造過程で不要とされてきた乳酸菌に着目した。
低栄養、低pHだけでなく、アルコール成分が存在する等の過酷な環境において生存が可能な乳酸菌が、一般の乳酸菌に比べ極めて強い耐性を有している点に着目し、新規機能の探索研究を実施。その結果、抗アレルギー機能のより強い乳酸菌である、大麦由来の「麦芽乳酸菌」を発見した。動物実験では、アレルギー症状を有するマウス20匹を、「麦芽乳酸菌」を投与したグループと、投与しないグループのふたつに分け、約3ヶ月間観察。効果は20日後から現れ、「麦芽乳酸菌」を投与した10匹中8匹のマウスにおいて、皮膚上の出血、浮腫、脱毛、乾燥、発疹などのアレルギーの症状が軽減されたことが実証された。なお、同社では「麦芽乳酸菌」のアレルギー体質改善機能について特許出願中。
詳細はこちら(プレスリリース)
サッポロビール ホームページ
投稿者 Eooo!事務局 : 11:19
2007年12月05日
生研センターが自脱コンバインの湿材適応性向上技術を開発、稼働時間を30%拡大
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)は、コンバインの稼働時間拡大を目指し、自脱コンバインの湿材適応性向上技術を開発。新たに開発した「脱穀所要動力を低減する送塵弁開度制御機構」と「撥水加工を施した揺動選別機構」を装備することによって、湿材でも円滑な収穫作業が可能となった。同じ馬力でも稼働時間を30%以上拡大できるという。
投稿者 Eooo!事務局 : 12:03
2007年11月26日
糸状菌(カビ、病原菌)の認識に関わる植物免疫受容体を発見、明治大学や理研など
明治大学、(独)理化学研究所、岡山県生物科学研究所の研究グループは、植物が糸状菌(カビ、病原菌)を認識し、防御応答を引き起こすために不可欠な植物タンパク質と、それを作る遺伝子を同定することに成功した。
植物病害の約8割は糸状菌の仲間によって引き起こされる。これまで、植物では感染しようとする糸状菌や細菌などに特徴的な分子群を認識し、さまざまな防御応答を開始する能力(植物免疫)をもっていることが知られていたが、これらの分子を認識する受容体については明らかになっていなかった。今回、研究グループは、シロイヌナズナ変異体を用いた解析から、糸状菌に特徴的な分子を認識するタンパク質の遺伝子を同定。このタンパク質をCERK1(ChitinElicitor Receptor Kinase)と命名した。また、今回同定された遺伝子が働かなくなると、糸状菌の認識による防御応答ができなくなるだけでなく、糸状菌に感染したときの抵抗性にも影響がでることから、この遺伝子は糸状菌に対する免疫反応で重要な役割を果たしていることも明らかとなった。
今後の研究では、今回同定された植物タンパク質を含め、このタンパク質と複合体を構成して働く物質の構造と機能を明らかにするとともに、防疫応答における情報伝達の仕組みの解明を進めるとしている。また、本研究で同定された遺伝子の機能を利用することにより、将来、幅広い病害に抵抗性を示す作物の開発につながることが期待されるという。
なお、同研究は、(独)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)の実施する「新技術・新分野創出のための基礎研究推進事業」の委託研究課題「イネにおける病原菌感染シグナルの受容・伝達機構の解明」(平成17~21年度)で行われたもの。
詳細はこちら(プレスリリース/生研センター)
生研センター ホームページ
理化学研究所ホームページ
投稿者 Eooo!事務局 : 19:31
2007年11月22日
農業環境技術研究所が低コストの新規土壌消毒技術を開発、2%程度の低濃度のエタノールを用いて防除
(独)農業環境技術研究所は、千葉県農業総合研究センター暖地園芸研究所、日本アルコール産業株式会社と共同で、2%程度の低濃度のエタノールを用いて広範囲の土壌病害虫などに防除効果のある低コストの新規土壌消毒技術を開発した。
国内では農耕地における連作に伴って発生する土壌病害虫防除のため、臭化メチルによる土壌くん蒸消毒が広く行われてきた。しかし、臭化メチルはオゾン層破壊物質であり、モントリオール議定書締約国会議において、それ以外では代替不可能な用途を除いて2005年に使用が禁止されたため、臭化メチルに替わる新たな土壌消毒技術が求められている。
今回開発された技術は、原料アルコールの蒸留精製時に生じる副生アルコールもしくは原料アルコール(エタノール)を水で2%程度に薄め、かん水装置により畑土壌が湛水状態になるまで処理し、農業用ポリエチレンフィルムで土壌表面を1週間以上覆うというもの。低コストで簡便な技術であり、臭化メチルを代替する土壌消毒技術として実用化が期待されるという。
詳細はこちら(プレスリリース)
農業環境技術研究所ホームページ
投稿者 Eooo!事務局 : 18:47
2007年11月14日
農業環境技術研究所、土壌炭素の変動実態を解明
(独)農業環境技術研究所は、全国の農地約20,000地点に及ぶ膨大なデータを解析し、水田、畑、樹園地など地目別の土壌炭素の変動実態を解明した。土壌炭素含量の変動傾向は地目ごとに異なり、その要因を解析した結果、水を張る水田とその他の地目の水分条件の違いや、もともとの土壌炭素含量の大きさに加え、作物残渣のすき込み、堆肥やきゅう肥など有機物の施用といった農地管理が、土壌炭素の増減に影響することが示されたとしている。
詳細はこちら(プレスリリース)
農業環境技術研究所ホームページ
投稿者 Eooo!事務局 : 17:15
2007年11月08日
ITを活用した乳牛飼養管理システム、生研センターが開発中
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター) は、
ITを活用した乳牛飼養管理システムを開発中であることを明らかにした。 これは次世代農業機械等緊急開発事業(通称:次世代緊プロ)のもとで、オリオン機械(株)、北原電牧(株)、富士平工業(株)と共同開発するもの。
同システムは、キャリロボにデータ収集・通信機能を、給餌機には電子個体識別・通信機能を付加し、両者と双方向に通信してデータを統合管理する牛舎PCとで構成される。搾乳時に作業者が確認できるよう、前回の乳量や搾乳禁止牛等のデータをキャリロボに送信。また、乳量データと給餌モデルを用いて個体別給餌表を作成し、給餌機に自動送信。給餌機は、受信したデータに基づき乳牛の電子耳標と牛体の両方を検出して給餌する。2005年12月から試験稼働中の牧場での個体識別率は95%以上。システムの導入により、試験牧場(経産牛60頭規模)では、生乳100kg当たりの濃厚飼料代が約180円の節約ができたという。今後も継続して稼働試験を実施で、放牧利用牧場への適用試験を行う予定。平成20年度中の実用化を目指す。
投稿者 Eooo!事務局 : 12:46
生研センターがせん定枝粉砕搬出機を開発
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)は、リンゴやナシ園で発生するせん定枝を効率的にチップ化する「せん定枝粉砕搬出機」を開発中であることを明らかにした。これは次世代農業機械等緊急開発事業(通称:次世代緊プロ)のもとで、(株)IHIシバウラ、(株)氏家製作所、文明農機(株)と共同で開発が進められている。
「自走拾い上げ式」「トラクタ装着投入式」「自走投入式」の3タイプの機械が開発中。 作業能率は、自走拾い上げ式の場合、せん定枝量480kg/10aのりんご園で165kg/h程度。トラクタ装着投入式の場合、最大で360kg/h程度。据置き型のチッパーで収集したせん定枝を粉砕する従来体系と比較し、いずれも大幅な軽労化・効率化を実現している。また、騒音についても、トラクタ装着投入式に装備した新開発の2軸カッターにより、作業者耳元騒音を大幅に低減した。
今後は、従来のチッパーの導入地域と未導入地域に実証試験地を設定し、実経営における効率的な利用方法を検討。各タイプのコストパフォーマンスを比較・検討したうえで、平成20年度中の実用化を目指す。
投稿者 Eooo!事務局 : 12:21
2007年10月30日
キユーピー、鶏卵中の残留農薬を効率的に分析する方法を開発
キユーピー(株)は、229種類の農薬を一斉に、短時間で分析できる分析方法を開発した。新しい分析方法では、サンプルから不純物を除去する方法に、多数のサンプルを並行して処理できる「固相抽出法」を採用。これまでと同じ処理時間で3倍以上の数のサンプルを分析できるようになった。また、これまで人間の目視により確認していた分析結果を、機械で自動的に解析できるようになった。
なお、この研究成果は10月27日に静岡県立大学で開催された(社)日本食品衛生学会 第94回学術講演会で発表。94種類の動物用医薬品を一斉に短時間で分析する分析方法についてもあわせて報告されている。
投稿者 Eooo!事務局 : 10:59
2007年10月24日
日持ちの良いフキの新品種「愛経2号」、愛知県農業総合試験場が開発
愛知県農業総合試験場は、愛知県経済農業協同組合連合会と共同で、日持ちが良く、鮮やかな緑色をしたフキの新品種「愛経2号」を開発。10月15日付けで種苗法に基づく品種登録申請を行なった。
愛知県で栽培されている品種「愛知早生」は、比較的気温が高い時期に収穫すると、輸送条件により切り口が褐変することがあるため、生産者から日持ち性と品質に優れた新品種の開発が求められていた。「愛経2号」は従来の品種に比べ、日持ちが良く、切り口が褐変しにくい。
詳細はこちら(プレスリリース)
愛知農業総合試験場ホームページ
投稿者 Eooo!事務局 : 15:53
2007年10月11日
ヤンマー、英国でバイオディーゼルエンジンの実証実験
New & Renewable Energy Centre Ltd.(以下、NaREC。英国北東イングランド経済開発公社により設立された、新・再生可能エネルギーに関する研究機関 )とヤンマー(株)は、バイオディーゼル燃料100%を使用した9.9kW小型ディーゼルコージェネレーションシステムの実証試験を英国初のケースとして開始する。NaRECとヤンマーは、9月にバイオディーゼル燃料対応技術に関する共同研究の契約を締結。英国で初めて共同研究を実施するパートナーとなる。同試験は、この契約に基づき実施するもので、本年10月から2010年度までの予定で、英国ニューカッスル市近郊で行われる。
ヤンマーは現在、国内では廃食油から精製したバイオディーゼル燃料100%の実証試験を実施しており、海外では英国・インド・マレーシアにおいてもバイオディーゼル燃料による試験に取り組む予定。これら実証試験を通じて、世界各地の各種バイオ燃料に対応した商品開発を推進する。
投稿者 Eooo!事務局 : 13:53
2007年10月04日
ハナビラタケに大腸癌予防・転移抑制作用、ユニチカが明らかに
ユニチカ(株) 中央研究所(京都府宇治市)は、ハナビラタケが癌の転移を抑制すること、さらに大腸癌の発生を予防する作用を動物実験において確認したことを10月3日に発表した。
同社では、これまで、大阪大学、岩手医科大学などと共同でハナビラタケの抗癌作用を明らかにしたが、さらに共同研究を進めた結果、ハナビラタケについて癌の転移の抑制、大腸癌の予防に有効であることがわかってきた。マウスを使っての実証試験から、ハナビラタケを日常的に経口摂取することが、癌の転移の抑制ならびに大腸癌の予防に有用である可能性が示されたという。
投稿者 Eooo!事務局 : 15:49
2007年10月03日
農研機構本部に産学官連携センター設置
(独)農業・食品産業技術総合研究機構では、産学官の連携に本格的に取り組むため、10月1日付けで産学官連携本部を発足させた。具体的な組織として本部に産学官連携センターを設置。本部長に副理事長の西川孝一氏が就任した。
投稿者 Eooo!事務局 : 14:33
ミカンのβ-クリプトキサンチンと骨密度とに新たな関連、果樹研究所などの研究で明らかに
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所は、国立長寿医療センター研究所および浜松市(旧三ヶ日町)と合同で実施する栄養疫学調査で、ミカンに多く含まれるβ-クリプトキサンチンと骨密度とに新たな関連があることを発見した。研究結果からβ-クリプトキサンチンを豊富に含むミカンの摂取が閉経女性における骨密度の低下に対して予防的に働く可能性が示唆されたという。今後は、追跡調査を行うことでこれらの因果関係を明らかにしていく。
投稿者 Eooo!事務局 : 14:26
2007年09月27日
パインアップル未利用部分を活用、「飲んでおいしいパインの酢」
(株)名護パイナップルワイナリーと(独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センターおよび沖縄県農業研究センター名護支所は、パインアップルの未利用部分を利用した機能性が高い「パイン酢」を開発した。さらに飲みやすさや素材にこだわり、そのパイン酢に沖縄県産黒糖、沖縄県産シークワーサーなどをブレンドしたパイン酢飲料「飲んでおいしいパインの酢」を開発。同商品は(株)名護パイナップルワイナリーから発売される。
生果用パインの規格外果実や缶詰などの加工過程で生じる果皮などの未利用部分は、年間約2,000t以上。今回の事業は、平成18年沖縄産学官共同研究推進事業の一つで「パイナップル未利用部分を用いた機能性飲料・果実酢の開発」のテーマで行った研究の成果による。
パイン酢の機能性としては、ラジカル消去能のほか、腸内細菌のビフィズス菌の増殖を促進する作用や血圧上昇に関与する酵素(アンギオテンシンI変換酵素)の働きを抑制する作用があるという。 また、疲労回復や血液サラサラ効果、ダイエット効果などが期待できるとしている。
詳細はこちら(プレスリリース)
九州沖縄農業研究センター ホームページ
投稿者 Eooo!事務局 : 15:29
2007年09月18日
イネの遺伝子を意図した通りにピンポイントで改変、農業生物資源研究所など
(独)農業生物資源研究所とクミアイ化学工業(株)は、イネが元々持っている遺伝子を意図した通りにピンポイントで改変することに成功し、これまでにない高度な除草剤耐性を示すイネを作出したことを9月13日に発表した。このような改変方法で植物体の作出に成功した例は、作物では世界初。
本研究では、イネの培養細胞から除草剤ビスピリバックNa塩(BS)に対して耐性を示す遺伝子(元の遺伝子上の2点が変異して生じた)を単離し、染色体上の元の遺伝子があった位置に、ジーンターゲッティングという方法でその耐性遺伝子を元の遺伝子と入れ替えるように導入。BSに耐性を示すイネを66個体得た。その約2/3の個体では、目的の遺伝子のみが導入され、染色体上の他の部分には変化が起きていないことが明らかとなった。また、BS耐性の遺伝子をホモで持つ次世代のイネは、除草剤(BS)に対して強い耐性を示したという。
イネの遺伝子に望み通りの突然変異を導入することに成功し、ジーンターゲッティングの手法により、作物遺伝子をピンポイントで改良できることを示した。このように、元の遺伝子を改良型の遺伝子に完全に置き換えることは従来の形質転換技術ではできなかったが、ジーンターゲッティング手法によって可能になった。今後、ジーンターゲッティングの効率を向上させることなどにより、デザインどおりの品種改良が可能になるとしている。
詳細はこちら(プレスリリース)
農業生物資源研究所ホームページ
クミアイ化学工業ホームページ
投稿者 Eooo!事務局 : 10:10
2007年07月06日
リビングマルチにおけるトウモロコシ増収はアーバスキュラー菌根の形成促進が要因、東北農業研究センターが明らかに
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センターは、地表をクローバで覆うリビングマルチ栽培におけるトウモロコシ増収のメカニズムを解明した(7月5日発表)。同センターではこれまでに、リン酸欠乏になりやすい黒ボク土の畑地で飼料用トウモロコシを栽培する際にシロクローバを用いたリビングマルチ栽培を行うと、リン酸欠乏症状が軽減されてトウモロコシが増収することを確認していた。今回、その仕組みを調べ、トウモロコシの増収はリビングマルチによってアーバスキュラー菌根の形成が促進され、それによってトウモロコシのリン酸吸収が増加することに起因することが明らかにされた。
詳細はこちら(プレスリリース)
東北農業研究センターホームページ
投稿者 Eooo!事務局 : 14:10
東北農業研究センターがコメの胴割れを軽減できる栽培条件を明らかに
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センターは、猛暑によるコメの胴割れを軽減できる栽培条件を明らかにした、と7月5日に発表した。胴割れ発生を軽減するには、登熟初期に高気温を回避する作期選択や圃場の地温を下げる水管理、さらに登熟期間に葉色を過度に低下させない追肥が有効であることを明らかにした。
詳細はこちら(プレスリリース)
東北農業研究センターホームページ
投稿者 Eooo!事務局 : 13:59
2007年07月04日
生研センター、「野菜接ぎ木ロボット」の自動給苗装置を開発中
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)は7月3日、「野菜接ぎ木ロボット」に適用できる自動給苗装置を開発中であることを明らかにした。
「野菜接ぎ木ロボット」は生研センターにおいて開発され、井関農機(株)、金子農機(株)、(株)クボタ、三菱農機(株)、ヤンマー農機(株)が販売している。接ぎ木ロボットの運転には、作業者3名が必要だが、同装置を導入すれば苗供給者が不要になり、ワンマン作業が可能になる。次世代農業機械等緊急開発事業(通称:次世代緊プロ)のもとで、井関農機(株)と共同で開発が進められている。これまでの試験を通じて、毎時750本以上の作業能率を確認されていて、1人当たりの作業能率は接ぎ木ロボットのみに比べて約3倍、慣行の人手による接ぎ木作業の場合と比べて、約8倍に向上するという。
今後は、苗の取り出しや接ぎ木ロボットへの受け渡し機構について重点的に改良を行い、更なる精度の向上を図るとしている。また、愛知県と長野県における現地試験を通じて、耐久性や取扱性等の面から改良を行う予定だ。実用化については、平成20年度中を目指す。
投稿者 Eooo!事務局 : 13:48
2007年07月03日
九州沖縄農業研究センター、ウンカ類の防除についてベトナム植物保護研究所と共同研究
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センターは7月2日、ベトナム植物保護研究所とトビイロウンカ等のウンカ類の防除に関する国際共同研究を平成19年度に実施することを明らかにした。
ウンカ類のなかには、トビイロウンカのように冬季にも生息が可能な中国南部やベトナムから、梅雨時期に長距離飛来し、西日本を中心に大きな被害をもたらすものがある。近年、日本では農薬による防除対策をしているにもかかわらずウンカ類による大きな被害が頻発しているが、その原因として飛来元であるベトナムでウンカ類に対する農薬の使用量が増大し、そのため農薬が効きにくい薬剤抵抗性のウンカ類が蔓延している可能性などが考えられるという。そこで、九州沖縄農業研究センターでは、ベトナムの植物保護研究所と共同研究を行なうことになった。主に、ウンカ類に抵抗性を持つ水稲品種やウンカ類の各種殺虫剤に対する抵抗性、ベトナムにおけるウンカ類の発生推移などに関する研究を実施する。また、ベトナムにおける発生状況のデータをリアルタイムで活用可能にする情報ネットワーク構築を目指すとしている。
詳細はこちら(プレスリリース)
九州沖縄農業研究センターホームページ
投稿者 Eooo!事務局 : 14:30
2007年06月21日
九州農研、ハトムギ新品種「あきしずく」を育成
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センターは、ハトムギの新品種「あきしずく」を育成したことを明らかにした。近年の健康食品ブームにより国内産ハトムギの増産が求められていたが、これまで国内で栽培されていた品種は収量性が劣っていた。そのため、収量性その他の栽培適性に優れた品種として「あきしずく」を育成。「あきしずく」は耐湿性が比較的高く水田転作作物として栽培が可能だという。
「あきしずく」は、韓国からの導入品種「光州」に岡山在来の「短稈突然変異系統」を交配し、選抜して育成した品種。ハトムギ種子が秋に成熟して実っている様子が雫の形に似ていることから、品種名を「あきしずく」と命名し、種苗法に基づく品種登録申請を行なった。主な特徴はつぎのとおり。
■出穂期と成熟期は「はとむすめ」、「はとひかり」とほぼ同じ中生種で、北関東以南の広い地域に適する。
■「はとひかり」よりやや短稈で耐倒伏性が強く、着粒層がやや狭いため、機械収穫に適する。従来の品種に比べ2~3割多収で、粒大は「はとひかり」よりやや小さく、容積重もやや小さい。
■「はとひかり」、「はとむすめ」より葉枯病に強く、不稔粒の発生もわずか。
■製茶時の製品歩留まりが高く、香りも高い。精白粒は糯性で、白度は「はとむすめ」と同じ。
なお、今後の普及の見通しについては、福岡県、広島県、栃木県での作付が予定されているとのこと。
詳細はこちら(プレスリリース)
九州沖縄農業研究センター公式ホームページ
投稿者 Eooo!事務局 : 13:22
2007年06月14日
昆虫の害虫化は腸内細菌が決定する、産総研が発表
(独)産業技術総合研究所は6月13日、昆虫の害虫化が共生細菌に起因することを明らかにしたと発表。産総研の生物機能工学研究部門 生物共生相互作用研究グループが、マルカメムシという豆類の害虫が、ダイズなどの農作物を食物として利用できる性質を、昆虫自身の遺伝子ではなく腸内共生細菌が決定していることを明らかにした。
従来、害虫系統は昆虫自身の遺伝子型によって決まると考えられていた。しかし、同研究により、体内に共生する微生物が害虫としての性質を与えうることが実際に示されたという。これは昆虫の進化や害虫化の起源に新たな観点を与えるとともに、害虫防除の新規標的として共生細菌の可能性を示唆。微生物学、昆虫学、生態学などの基礎科学のみならず、農学や害虫防除などの応用分野からも注目される研究成果であるとしている。
詳細はこちら(プレスリリース)
産総研公式ホームページはこちら
投稿者 Eooo!事務局 : 15:16
2007年06月07日
生研センターが中山間地域対応型防除機を開発
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)は、中山間地域対応型防除機を開発。同機は自走式と携帯式の2タイプがあり、小型・軽量で、中山間地域の小区画・不定形ほ場の畦畔上から農薬散布が可能。省力化・生産コストの低減・集落営農の経営効率化がはかれるという。
次世代農業機械等緊急開発事業(次世代緊プロ)のもとで、ヤンマー農機(株)と共同で開発が進められている。2007年度は長野県を中心に各地で現地試験を実施する予定で、2008年度の実用化を目指す。
詳細はこちら(プレスリリース)
生研センター公式ホームページ
投稿者 Eooo!事務局 : 11:49
2007年06月05日
東北農研、気象予測データを利用した農作物被害軽減情報サービスを開始
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センターは6月4日、インターネットを用いて東北地方の冷害等の被害軽減に役立つ情報を提供するシステム「気象予測データを利用した農作物被害軽減情報サービス」を開始した。
同サービスでは、1km四方のメッシュに展開された東北地方の7日先までの気象予測データ、そのデータを用いた水稲の深水管理警報、水稲の生育予測情報などの情報を発信。予想される低温などに備えて早めの対策をとることができる。システムの利用は無料。
詳細はこちら(プレスリリース)
東北農研やませ気象変動研究チームのページ
東北農業研究センター公式ホームページ
投稿者 Eooo!事務局 : 08:44
2007年05月29日
理研と岐阜大、酸性土壌の耐性に関わる新規の植物遺伝子を同定
(独)理化学研究所と国立大学法人岐阜大学は、酸性土壌への耐性に関わる重要な植物の遺伝子を世界で初めて同定した。
これは、理研バイオリソースセンター実験植物開発室(小林正智室長)の井内聖専任研究員と岐阜大学応用生物科学部の小山博之教授らによる研究成果。研究グループは、菜種の近縁種であるアブラナ科のシロイヌナズナから、酸性条件では根を伸ばすことができない変異体「stop1」(Sensitive TO Proton rhizotoxicityの略)を発見した。これを詳細に解析したところ、酸性ばかりではなくアルミニウムイオンに対しても根が育たないことを明らかにした。このことから、STOP1タンパク質は酸耐性とアルミニウムイオン耐性の双方に深く関わっていることが考えられるとのこと。stop1では健常な個体が持っている酸性土壌への防御の仕組みが働かないため、酸性土壌耐性能の低下が起こっていることが判明。その原因遺伝子の詳細な解析をすることで、有用作物の品種改良につながることが期待されるという。
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投稿者 Eooo!事務局 : 09:26
2007年02月14日
生研センターが刈払機のハンドル防振機構を開発、手の振動障害を防止
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)は2007年2月13日、刈払機のハンドル防振機構を開発したことを明らかにした。
刈払機は、ハンドル振動によって手や指の血行障害、いわゆる振動障害を生じさせる場合があるため、利用者や医療関係者から振動の低減が望まれている。生研センターが開発した防振機構を、試作刈払機に取付けて利用試験を実施したところ、通常作業であれば振動による健康障害が生じないレベルまでハンドル振動を抑えられることが確認された。常用エンジン回転速度で草刈り作業を行った時の振動加速度は1.9~2.5m/s2と、通常作業では1日8時間使用しても振動障害が生じないとしている。また、防振機構の追加によって重さは若干増加(500g)するものの、農家14名を対象としたモニター調査では、操作性は防振機構を付ける前に比べて遜色はないという意見を得ているとのこと。
今後は、さらに改良を加え実用化を図る予定だ。
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投稿者 Eooo!事務局 : 11:58
2007年01月18日
農業生物資源研究所など、六条オオムギの起源が二条オオムギであることを発見
(独)農業生物資源研究所を中心とする国際共同研究グループは、六条オオムギの起源が二条オオムギであり、穂の形を制御する遺伝子の領域に突然変異が生じて六条オオムギに進化したことを発見した。
明らかになった遺伝子は二条オオムギでは正常に機能しているが、六条オオムギではわずか1塩基の突然変異でその機能が失われ、また、この突然変異は六条オオムギの3つの系統で別々に認められるため、1万年の栽培の歴史の異なる時代・地域でこの進化が独立に生じたと考えられるという。
六条オオムギは食品や飼料として、二条オオムギはビール醸造に世界で広く栽培されている主要穀物で、考古学的には、二条オオムギがまず栽培化され、その後の新石器文明の新技術である「灌漑」に伴って、穂に種子を3倍着けて収量の多い六条オオムギ栽培が急速に普及したと考えられてきた。今回の発見はその推論を分子遺伝学的に証明したことになる。
この研究は農林水産省イネゲノムプロジェクトおよびグリーンテクノ計画で実施されたものであり、成果の概要は、米国科学アカデミー紀要に掲載される予定。これに先立ち2007年1月12日(米国東部時間)にオンラインで公表された。
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投稿者 Eooo!事務局 : 15:00
2007年01月17日
生研センター、いも類の収穫前茎葉処理機の金型使用希望企業を募集
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)は、2007年1月17日よりいも類の収穫前茎葉処理機の金型使用希望企業の募集を開始した。
農業機械化促進法に基づき、生研センターでは高性能農業機械の研究開発を行い、新農業機械実用化促進(株)でその成果の実用化を進めている。すでに大型汎用コンバイン、穀物遠赤外線乾燥機、ドリフト低減型ノズルなどの実用化が図られ、市販されている。 今回、高性能農業機械として「いも類の収穫前茎葉処理機」について、生研センターにおける研究開発が完了。平成18年度の高性能農業機械実用化促進事業において実用化を推進することとなった。
このため、新農業機械実用化促進(株)において、共通部品の製造用金型の使用を希望する企業を募集。 募集期間は2007年1月31日まで。実用化促進事業の今後の予定としては、金型使用企業の決定後、金型の発注・貸出しを行うとしている。
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投稿者 Eooo!事務局 : 18:22
生研センター、農業機械の事故実態に関する農業者調査結果を公表
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(独)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター) は2007年1月16日、農業機械の事故実態に関する農業者調査結果を公表した。生研センターでは、平成17年度から3年計画で「農業機械検査・鑑定の有効性・効果の検証」というテーマで研究を行っている。今回のデータは、(社)日本農業機械化協会の協力を得て全国26道府県で実施した、農用トラクタ(乗用型、歩行型)事故に関する農業者へのアンケート調査の結果を取りまとめて報告書として発行したもの。
公表データでは、乗用トラクタの安全キャブ・フレーム(ROPS)の有無で、転落転倒事故の際の死亡率(3%対25%)、無傷の率(70%対49%)に明確な差が見られた。また歩行用については、事故形態別には「挟まれ」(40%)、「急発進」(17%)、「可動部に巻き込まれ(主にロータリ)」(15%)、「機械に巻き込まれ」(11%)、「トレーラで転倒・転落」(11%)の順に多く、傷害・死亡事故につながる形態は、「挟まれ」および「可動部に巻き込まれ」が多いという。
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投稿者 Eooo!事務局 : 15:11
2007年01月16日
生研センター、使用済み農用ゴムクローラ対象の芯金・ゴム分離回収システムを開発
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)は、使用済み農用ゴムクローラを対象とした芯金・ゴム分離回収システムを開発。このシステムにより、芯金を鉄材として回収し資源の有効利用に寄与するとともに、ゴムは廃タイヤと同様の利用(製紙・セメント業などの熱源用途)が可能となる。今後はその実用化に向け、産業廃棄物中間処理施設などにおいて実証試験を行っていく予定としている。
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投稿者 Eooo!事務局 : 17:06
2007年01月15日
広島大学が青枯れ病菌の増殖を阻害するバクテリオファージの分離に成功
広島大学大学院 先端物質科学研究科 生命分子情報学研究室は、植物病原菌の一種である青枯病菌(Ralstonia solanacearum)に特異的に感染し、防除するバクテリオファージの単離に成功したと、2007年1月15日に明らかにした。
これらのバクテリオファージは青枯病菌の増殖を特異的に阻害することで、主にナス科の植物で問題となっている青枯病の防除を可能にする。製剤化したファージを圃場に散布するなど、青枯病菌の新しい防除方法の開発に期待がかかる成果としている。また、ファージゲノムを改変し蛍光標識したファージを吸着させることで、青枯病菌を高感度で検出する技術の開発も可能になるという。
ファージを応用した青枯病菌の防除は、化学薬品を使用しないために安全性が高く、圃場だけでなく、水耕栽培システムにも適用が可能で、青枯れ病菌に特異的に作用するために、他の有用な微生物に影響を与えずに処理できる。同研究室は青枯病菌に感染する複数のバクテリオファージを単離し、ゲノムの決定と組換えファージ構築技術を開発(取得特許1本、出願中特許1本)。また、バクテリオファージを応用した植物病原菌の検出・防除システムは、バクテリアの種に対応して特異的に感染するウイルス(バクテリオファージ)を用いて、病原性を持つバクテリアを高感度で検出し、除去・予防する技術。ファージを用いた病原菌の検出は、小型の検査装置を開発することで、検査を迅速・簡便に(数時間以内)行うことが可能となり、従来のPCR法よりも高い感度が期待できるとしている。
今後、同研究室はバクテリオファージを利用した青枯病菌防除の実証試験を行う。また、バクテリオファージを蛍光標識する技術を確立し、青枯れ病菌の検出方法の確立を行います。今後、共同開発パートナーを募集し、青枯れ病菌検出装置のシステム化、バクテリオファージの大量生産と製剤化、圃場や水耕栽培施設などの生産現場での青枯れ病菌防除の実用化を目指す。
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投稿者 Eooo!事務局 : 16:04
2007年01月09日
(独)農業生物資源研究所など、イネの遺伝子数を約32000と推定
(独)農業生物資源研究所は2007年1月9日、(独)産業技術総合研究所および大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所との3機関を中心とした国際共同プロジェクト「Rice Annotation Project(通称RAP)」で、単子葉植物であるイネのゲノム全塩基配列上に存在する29550の遺伝子の位置を決定し、これをもとにイネの遺伝子数は約32000個と推定した。この数は、かつて約50000個とも予想された数よりも小さく、ゲノムサイズがイネの約3分の1であるシロイヌナズナ(双子葉植物)の26000~27000個に比べても極端に大きなものでないことがわかった。
また、イネゲノム上の遺伝子のうち28540がタンパク質をつくる遺伝子である可能性を明らかにするとともに、それらのタンパク質の機能をコンピューターによる情報解析と専門家のデータ精査で推定した結果、19969の遺伝子の機能を説明することができるという。これらの情報は、データベースとして公開している。
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(独)産業技術総合研究所 ホームページ
国立遺伝学研究所 ホームページ
投稿者 Eooo!事務局 : 16:23
2006年12月25日
農水省、バイオマス利活用優良表彰を実施
農林水産省は2006年12月22日、バイオマス利活用優良表彰を実施した。これは、環境配慮への関心が高い関係機関・団体などの優良な活動を顕彰するというもの。審査対象は2006年8月~9月末までの期間に応募(自薦・他薦)のあった42事例。この中から、農林水産大臣賞2点・農村振興局長賞9点・(社)日本有機資源協会会長賞2点・(社)地域資源循環技術センター理事長賞2点・バイオマス活用協議会会長賞7点が表彰された。
このうち、農林水産大臣賞に選出された岩手県葛巻町と松下電器産業(株)のふたつについては、2007年1月5日に表彰式が開催される予定。また、ほかの表彰に関しても、地方農政局ブロックごとに表彰式を行うとしている。
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投稿者 Eooo!事務局 : 11:55
2006年12月21日
農林水産技術会議が選定、2006年10大農林水産研究成果を選定
農林水産省は12月21日に、農林水産技術会議事務局が選定する2006年10大農林水産研究成果を発表した。
農業技術クラブ(農業関係専門紙・専門誌など30社加盟)の協力のもと、独立行政法人研究機関・公立試験研究機関・大学などの研究成果の中で、この1年間で農林水産研究開発の内容に優れ、社会的関心の高いと考えられる次の10課題が選ばれている。
◆渋皮が簡単にむける画期的なニホングリ新品種「ぽろたん」
【(独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所】
◆BSEの人為的発症に成功
【北海道立畜産試験場】
◆イノシシの跳躍特性の解析と「金網忍び返し柵」の開発
【(独)農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター】
◆稲発酵粗飼料を用いた肉用牛の飼養技術を開発
【(独)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所、中央農業総合研究センターなど】
◆海のミジンコが海深くCO2封印-温暖化抑制に重要な役割-
【(独)水産総合研究センター 東北区水産研究所、東京大学海洋研究所】
◆農耕地から発生する温室効果ガスである亜酸化窒素の発生量を正しく推定 -施肥法改善による抑制の可能性も明らかに-
【(独)農業環境技術研究所】
◆植物の乾燥耐性機構の解明と乾燥耐性植物の開発に成功
【(独)国際農林水産業研究センター】
◆イネ栽培化の鍵となった脱粒性抑制遺伝子を発見
【(独)農業生物資源研究所、(社)農林水産先端技術産業振興センター、(独)国際農林水産業研究センター】
◆中国産アサリの迅速判別法を開発
【(独)水産総合研究センター 瀬戸内海区水産研究所】
◆寒締めでホウレンソウの硝酸含量が低下-良食味で安全・安心な冬野菜の生産-
【(独)農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター】
※【】カッコ内は担当研究機関です。
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投稿者 Eooo!事務局 : 17:49
2006年12月12日
東北農研と日本製粉、甘いコムギ(スイートウィート)を開発
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター(東北農研)と日本製粉(株)は、甘いコムギ(スイートウィート)を共同開発したことを、2006年12月12日に発表した。この研究の一部は、農林水産省農林水産技術会議事務局の委託プロジェクト研究「DNAマーカーによる効率的な新品種育成システムの開発」により実施され、甘いコムギは従来の交雑育種にDNAマーカー選抜技術を導入して開発さされた。
今回開発された甘味種コムギ(スイートウィート)は、マルトースを中心とするオリゴ糖を多量に蓄積する。コムギで甘味種を開発したのは世界初であり、パンやケーキなどに独特の風味や食感、自然の甘さを加味できることから、用途拡大に寄与することが期待されるという。
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投稿者 Eooo!事務局 : 17:33
2006年12月01日
(独)農業・食品産業技術総合研究機構、「バイオマス研究センター」を設置
(独)農業・食品産業技術総合研究機構は、「バイオマス研究センター」を2006年12月1日より新たに設置した。バイオマスに関する研究はエネルギー問題、環境問題や土地利用型農業振興にも関連することから、重点的・機動的に推進するために機構の内部研究所を横断する組織として設置。同センターでは、バイオ燃料をはじめとするバイオマスに関する研究を明確な研究戦略のもとで効率的に推進していくとしている。
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投稿者 Eooo!事務局 : 16:52
2006年10月10日
岐阜県「オゼキ」品種特性登録用の収穫終える来年2月、データ公表
岐阜県中濃地域で栽培されている「みのにしき」を育種した実績を持つ民間育種家の尾関二郎氏はこのほど、2004年に品種登録を申請した「オゼキ」の特性試験用の3ha分の収穫を終えた。品種特性が公表されるのは来年2月以降の見通しだという。
「オゼキ」は父を「葵の風」、母を「ミルキークイーン」に持ち、全国に通用する岐阜県産独自のブランド米を誕生させることを目指して10年越しで改良を重ねてきたもの。改良には「コシヒカリにとってかわるものを」と、品種特性の目標設定をコシヒカリに置いてきた。
尾関氏は「現時点ではオゼキが総合的にコシヒカリよりも優れている、と自信を持って言うことができない」という。その理由として、圃場によって反収560~600kg、アミロース・淡白の含有量や食味については圃場により大きくばらつきが出たためだ。
一方、出穂期はコシヒカリよりも1週間ほど遅く、草丈が85cm、倒伏性や耐病性に強いなど栽培特性については、好結果だった。
投稿者 Eooo!事務局 : 12:20
2006年07月05日
”塩類耐性”遺伝子のマッピングに成功(イスラエル・ハイファ大学)
ハイファ大学は米国のサイエンス論文誌PNASで、“塩類耐性”のある菌の遺伝子をマッピングしたと発表した。同定された菌は、通常の海の10倍の塩分を含む死海でも生き残れるという。
この発見が将来、植物での遺伝子組み換えに応用されれば、世界中で拡大する塩類集積した土地での農業が可能になることが期待されている。
投稿者 Eooo!事務局 : 09:38
