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2007年01月15日

広島大学が青枯れ病菌の増殖を阻害するバクテリオファージの分離に成功

 広島大学大学院 先端物質科学研究科 生命分子情報学研究室は、植物病原菌の一種である青枯病菌(Ralstonia solanacearum)に特異的に感染し、防除するバクテリオファージの単離に成功したと、2007年1月15日に明らかにした。

 これらのバクテリオファージは青枯病菌の増殖を特異的に阻害することで、主にナス科の植物で問題となっている青枯病の防除を可能にする。製剤化したファージを圃場に散布するなど、青枯病菌の新しい防除方法の開発に期待がかかる成果としている。また、ファージゲノムを改変し蛍光標識したファージを吸着させることで、青枯病菌を高感度で検出する技術の開発も可能になるという。

 ファージを応用した青枯病菌の防除は、化学薬品を使用しないために安全性が高く、圃場だけでなく、水耕栽培システムにも適用が可能で、青枯れ病菌に特異的に作用するために、他の有用な微生物に影響を与えずに処理できる。同研究室は青枯病菌に感染する複数のバクテリオファージを単離し、ゲノムの決定と組換えファージ構築技術を開発(取得特許1本、出願中特許1本)。また、バクテリオファージを応用した植物病原菌の検出・防除システムは、バクテリアの種に対応して特異的に感染するウイルス(バクテリオファージ)を用いて、病原性を持つバクテリアを高感度で検出し、除去・予防する技術。ファージを用いた病原菌の検出は、小型の検査装置を開発することで、検査を迅速・簡便に(数時間以内)行うことが可能となり、従来のPCR法よりも高い感度が期待できるとしている。

 今後、同研究室はバクテリオファージを利用した青枯病菌防除の実証試験を行う。また、バクテリオファージを蛍光標識する技術を確立し、青枯れ病菌の検出方法の確立を行います。今後、共同開発パートナーを募集し、青枯れ病菌検出装置のシステム化、バクテリオファージの大量生産と製剤化、圃場や水耕栽培施設などの生産現場での青枯れ病菌防除の実用化を目指す。


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投稿者 Eooo!事務局 : 2007年01月15日 16:04